自己嫌悪が強い人の対処法

なぜ自己嫌悪が起こるのか?

最初に、なぜ自己嫌悪が起こるかと言うことですが、それは自分にかけている期待を超えられない自分に対して腹を立てることで起こります。完璧主義者や、理想が高い人に自己嫌悪の強い方が多いのは、自分に課すハードルがとても高いからなんです。それならと、「ハードルを下げなさい」「もっと現実を見なさい」と言われてもすんなりとは受け入れ難いですよね。

 

そんな時に簡単な方法があります。何かをしていて、「あ、これが出来ないなんてダメな自分だな」と言う感情が浮かんで来たら、すかさず「そんな自分を許す」と口にするだけです。これを繰り返していくと、徐々に自分を受け入れることが上手になって来ます。もっとも、自己嫌悪が強くて、これじゃ効果がないと言う方には、「慈悲の瞑想」という方法があります。1日10分程度の瞑想なので、本格的に取り組みたい方は参考にして見てください。

 

 

私の場合は、日常の小さなことにいちいち「こんなことも出来ない自分はダメだ」と思うことが多かったので、自己嫌悪を感じたタイミングで「自分を許す」と口にする方があっていました。

 

自分を許すことの効果

自己嫌悪は、その人の行動に及ぼす影響も大きく、新しいアイディアや仕事があったとしても「多分またダメだろう」「どうせ無理だし」と、本人が気づかないうちに、どんどんチャレンジする気持ちを奪っていきます。

 

自分を許せることができれば、仮に期待値を超えられなくても「次回また頑張ろう」と次に目を向けることが出来るようになります。その結果、失敗に対する免疫力も上がり、行動力も高まっていきます。そして、自分を許すことが容易になってくると、嬉しい副次的効果がついてきます。それは他人に対しても寛容になれることです。自己嫌悪が強い人は他人に対しても厳しい目で評価をしたり、失敗を受け入れることが難しいかったりする人が多いので、そういった方々が、自分を許せるようになると、同時に他人にも寛容になれるのです。

 

「自分を許す」という習慣が、あなたの行動力を高め、他人との良好な関係づくりにも役立つはずです。